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見原 礼子(同志社大学グローバル
地域文化学部 准教授)の個人サイトです。
研究成果のうち広く一般公開するものを
まとめています。

略 歴
  • フランス社会科学高等研究院博士研究員、ユネスコ日本政府代表部専門調査員、
    長崎大学多文化社会学部准教授等を経て、2021年より現職。
  • 詳しい経歴・研究業績は「researchmap」をご参照ください。

研究成果の紹介

獲得科研費一覧

詳細はこちらをご覧ください。

セクシュアリティ教育教材・
性虐待防止教育教材の翻訳

欧州評議会は2007年に「性的搾取及び性的虐待からの子どもの保護に関する条約(ランサローテ条約)」を採択しました。この条約は、それまで主に関心が寄せられてきた商業的な性的搾取だけではなく、それ以外の形態の性的虐待行為にも力点を置いた包括的な国際約束として成立したことに特徴があります。

条約のなかでも最も重要な取り組みの一つが、第6条に定められている性的虐待防止のための子どもを対象とした教育や情報提供です。欧州評議会は、子どもの年齢や発達段階に応じた様々な教育教材を開発し、多言語に翻訳し、公式ウェブサイトにて公開してきました。

ここで紹介するのは、幼児~小学低学年向けの絵本教材の日本語版です。欧州評議会子どもの権利部局との間で協定を結び、日本語版『キコとおててさん』を刊行しました。幼児施設や子ども関連施設等において、広く活用していただければ幸いです。

日本語版監訳:見原礼子

絵本PDFダウンロード
絵本を読むためのガイドライン 

 

欧州評議会公式ウェブサイト The Underwear Rule

欧州評議会が刊行した性虐待防止教材の第二弾、『キコとせんのわたしどり』の日本語版を刊行しました。

情報化社会において、オンライン上の子どもの性搾取が深刻化する状況を踏まえて作成された絵本教材です。

同志社大学グローバル地域文化学部の実践科目「グローバル地域文化学の実践3」の一環で、学生たちと共に翻訳を行いました。

幼児施設や子ども関連施設等において、広く活用していただければ幸いです。

日本語版監訳:見原礼子

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絵本を読むためのガイドライン

TV Spot(日本語版)

図書案内

『ベルギーの「移民」社会と文化―新たな文化的多層性に向けて』松籟社,2021年.(岩本和子・井内千紗編、分担執筆)

『イスラーム・ジェンダー・スタディーズ3―教育とエンパワーメント』明石書店,2020年.(長沢栄治監修、服部美奈・小林寧子編、分担執筆)

『ヨーロッパの世俗と宗教――近世から現代まで』勁草書房,2020年.(伊達聖伸編、分担執筆)

『性的虐待を犯した少年たち――ボーイズ・クリニックの治療記録』新評論,2020年.(アンデシュ・ニューマン他著,単訳)

Cross-bordering Dynamics inEducation and Lifelong Learning:A Perspective from Non-formalEducation, Routledge, 2020.(Maruyama, Hideki, ed., JointAuthor)

『ヨーロッパにおける移⺠第⼆世代の学校適応―スーパー・ダイバーシティへの教育人類学的アプローチ』明石書店,2017年.(山本須美子編、分担執筆)

『岐路に立つ移⺠教育―社会的包摂への挑戦』ナカニシヤ出版,2016年.(園山大祐編、分担執筆)

『生活世界に織り込まれた発達文化―人間形成の全体史への道』東信堂,2015年.(青木利夫・柿内真紀・関啓子編、分担執筆)

『統合ヨーロッパの市⺠性教育』名古屋大学出版会,2013年.(近藤孝弘編、分担執筆)

『ヨーロッパ近代教育の葛藤―地球社会の求める教育システムへ』東信堂,2009年.(関啓子・太田美幸編、分担執筆)

『オランダとベルギーのイスラーム教育―公教育における宗教の多元性と対話』明石書店,2009年.(単著)

『神の法vs.人の法―スカーフ論争からみる西欧とイスラームの断層』日本評論社,2007年.(内藤正典・阪口正⼆郎編、分担執筆)

『衝突と和解のヨーロッパ―ユーロ・グローバリズムの挑戦』ミネルヴァ書房,2006年.(大芝亮・山内進編、分担執筆)

『オランダ―寛容の国の改革と模索』寺子屋新書,2006年.(太田知敬との共著)